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難しい社会情勢の中での人材採用

今週、面白い情報を入手しました。

Web関連(SEOなど)のセミナーだったのですが、その中で本題から少し離れて、「中小企業をはじめすべての企業にとって深刻な悩みである人材採用」について、ミイダスという会社・サービスの紹介がありました。

今起きている新型コロナウイルスの影響による世界恐慌がどれほど長引くのかは予測できない状況ですが、少子高齢化の傾向が止まることはありません。昨年までは有効人材倍率は全都道府県で1以上、新卒者にとっては恵まれた就職環境の中で、企業側は存続のための人材確保が重要な経営課題です。特に中小企業にとっては、新卒どころか転職のヒトを探すのが大変だという話をよく聞くので、更に厳しくなると予想されます。

一方、転職市場は20代や30代だけでなく、40代から50代のベテラン社員へも裾野が広がっていると就職あっせん業界から聞こえてきます。 そういえば、就職関連の宣伝が増えているような気がします。

では、どれくらい企業は人材採用に費用をかけているのか。 有名な転職のあっせん業者数社のサイトを見る限り、登録者数が数十万人から、多くて500万人レベル。4週間の求人掲載で掲載料が20万円から100万円レベル、他に紹介手数料が転職者年収の20%~40%レベル。 一人採用するのに100万円~500万円の費用がかかるというのが現状。 

ミイダスの特長は、年間利用料が定額で、何人採用しても追加費用無し。求人掲載数は無制限で来る人を待つのもいいし、人材を検索し積極的にオファーすののも無制限です。 1年間で2名以上の採用を考えている企業にとっては、採用費用を抑えることができるので、メリットが大きいでしょう。

一方、ミイダスに登録する人のメリットは、今すぐ転職したい人というより、チャンスがあれば転職したい人にピッタリ。 確実に面接できる企業からオファーが来るのが特徴で、うまく活用してチャンスをつかむことができそうです。 他の転職あっせん業者もやっている履歴書などの情報提供だけでなく、現在の市場価値評価(年収評価)、パーソナリテイ診断やコンピテンシー診断まで無料でできるので、客観的な自己分析ツールでもあります。ただし、登録者数は数十万人と決して多くはありません。今すぐ転職したい人は複数の転職業者へ登録するでしょうが、ミイダスの場合は「より良い未来のチャンスをつかみたい人」が多いのかも知れません。

導入企業は大手から中小企業まで幅広く、1万2千社以上です。

行政書士としての許認可申請や相続のご相談だけでなく、こういう外部ツールの紹介もしていこうかと思案中です。