申請取次行政書士

行政書士登録後、入管業務を始めるには、申請取次行政書士の証明書が必要だということを知り、3万円もする日本行政書士会の研修を受けたのが9月。たった10問ですが、効果試験があるというので、真面目に勉強したら、ほぼ過去問通りで満点。その合格証が届き、10月末に千葉県行政書士会へ申請。面接などを経て、やっと今日、証明書(通称ピンクカード)が届きました。長い道のりです。

申請取次をする際、入管でこのピンクカードを提示しなければならないそうです。入管法は度重なる改正がある中、行政書士の諸先輩方がこの入管業務を行政書士の業務として確立してきたことを知りました。 偽装結婚や入管法違反の事例が多かったので、入管法に精通した申請取次者が前裁きして、違法な在留・永住外国人が増えないようにする社会的責任もあります。

以前、入管関連の実務本を読んで、申請書類を集めるのが大変だけど申請書自体はそんなに難しくないと思っていたところ、千葉県行政書士会の4連荘の研修会(11月)や、日本行政書士会のVOD研修を受けてみると、奥深いものだと気づきました。 そもそも在留資格申請や永住許可申請は本人ができること。行政書士にわざわざ依頼してくるのは難しいややこしい案件が多いらしい。逆に帰化申請の方が要件が緩和されている感じ。 他に昨年国会で騒いでいた技能実習制度と特定技能実習制度。確かに難しい制度ですが、なぜ移民政策として話題になったのか疑問。 こんなガチガチに固い法律は珍しいと行政書士兼弁護士の先生が言っておられました。

まだ勉強したばかりなので、頭の中が混乱しています。これから復習し、説明資料や質問メモなどを用意し、HPに情報をアップしていこうと思います。

僕の初心としては、日本が好きで、日本に長く生活したい外国人にできるだけ分かりやすく、気持ちよく申請し許可を得るサポートをすることです。 米国に延べ9年間駐在中、移民の国である米国人の中には親切な人、優しい人、面白い人と多数出会い、何不自由なく生活や仕事をすることができました。自分がそういうタイプの日本人として、外国人の手助けになり、日本をもっと好きになってもらうるキッカケになれればと願っています。